ひよっこ区民が、この泉区で初めて迎えるお正月が目前に迫ってきました!
「初詣、どこに行けば良いの!?」
区役所のホームページなどを参考に、泉区の神社の場所をひと通りチェック。
そして、下見も兼ねて、中田・立場~いずみ中央エリアにある神社を4社ほどたずねてみましたので、紹介させていただきますね!
中田の御霊神社
「中田の御霊さま」の名で昔から親しまれているという御霊神社。
今回訪ねた4社の中では一番広い神社でした。
「ごれい」ではなく「ごりょう」神社と読むんですね。
長後街道の中田から立場方面へ行く間にマクドナルドやミニストップがあって。
そのミニストップの真横の道を入って深く進んでいくと消防署などが左手に見えてきます。
そうすればもうあと少し!というところ。
参道の入口に立つ鳥居、立派です。
これは拝殿などがある上方から鳥居に向けて撮った参道の写真です。
帰宅してから調べると、御霊神社の弁天池というのが宇田川の源流だと言うことで。
ちゃんとそれを認識した上で見てこなかったことを後悔!
うん、確かに参道の中ほどに池がありました。
ちなみに、宇田川というのは、ここから戸塚方面へと流れる川で、
中流部で「まさかりが淵」を通り、俣野町で境川に合流する川を指すんだそうです。
すごいですね、この御霊神社の池が源流になっているだなんて。
※「宇田川」と御霊神社の「弁天池」についての参考サイト
リンク 戸塚区の公式サイトによる「宇田川」紹介ページ (簡潔な説明)(工事中)
リンク 泉区の公式サイトによる「御霊神社を水源とする「宇田川」」の紹介ページ
御霊神社と聞くと、鎌倉の御霊神社を思い浮かべる方も多いかも。
この中田の御霊神社も、旧鎌倉郡内に多くある御霊神社の一つで、
同じく鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)を祀っている神社なんだそうですね。
私が行った平日はとっても静かで境内に一人きりな状態。
でも、右奥にある幼稚園?から子どもたちの賑やかな声が響いてきて楽しげでした。
もう一つ。
境内にある神楽殿も気になります。
戦後すぐに新築されたもので、戦前に枯れてしまったという
境内にあった樹齢300年の御神木が使われているそうなんです。
初詣のときには、この神楽殿と弁天池をもう一度しっかりと目に焼き付けてきたいと思います!
2019年1月3日、御霊神社へ初詣に行ってきました!
昼過ぎでしたが、手水舎も参拝も若干並ぶほどににぎわっていましたよ。
それに、ちゃんと境内の右奥に社務所(?)もあり、
御霊神社のお守りを授かってくることができました。
私は引きませんでしたが…、おみくじもありましたよ!
また、こちらの神社では古いお札やお守りのお焚き上げもしてくださるようで、
境内の左側に納める場所が用意されていました。
そして、今日は、見てみたかった神楽殿も扉が解放されていました!
中はこんな立派な舞台になっていたんですね!
松の絵は、確かどこか地元の中学だったかな、そこの学生さんが描いたものと説明がありましたよ。
先日の静かな御霊神社も空気が澄み渡り気持ちよかったけれど、
今日のぱーっと明るい雰囲気も素敵でした。
三が日の間にご挨拶に行けてよかったです!
★おまけ情報★
入口の鳥居前にはたこ焼き屋さんまで出ていましたよ~。
御霊神社(ごりょうじんじゃ)
通称:中田の御霊さま(なかだのごりょうさま)
祭神:鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)
住所:横浜市泉区中田北3-42-1
<「御霊神社」の参考サイト>
リンク 泉区の公式サイトによる「御霊神社と怨霊信仰」のページも
いずみ中央の須賀神社と神明社
須賀神社は、「和泉の天王様」とも称される、鎌倉時代創建の神社です。
この辺りの名所を廻ってみると、
「泉小次郎親衡(いずみこじろうちかひら)」という武将の名を何度も何度も目にします。
この武将は、鎌倉幕府の2代将軍・源頼家(暗殺された将軍)の遺児を担いで北条家を倒そうとした人物なんですね。
※ご関心のある方は、「泉親衡の乱」(Wikipedia)で調べてみてください。
この神社は、そんな小次郎がこの地に居を構えた際に鎮守神として祀った神社なんだそうです。
7月に行われる「天王まつり」が有名みたいですね。
ひよっこ区民、うっかり今年は見逃してしまいました。(>-<;)ガーン
ちなみに、横にある長福寺さんも泉小次郎ゆかりのお寺だそうです。
そうそう、長福寺さんの前に、「日曜座禅会」と「日曜写経会」のお知らせ看板が出ていましたよ。
写経は第何日曜日に開催されているのかしら…?
プチ気になる・気になる情報でした☆
そうそう、須賀神社へは、長後街道沿いにある中和田小学校の
さらに奥にある泉中央公園まで進み、その右手の坂を道なりに降りていくルートで到着。
坂道を下って右手奥に、長福寺と隣り合う形で須賀神社の鳥居が見えますよ。
ちなみに、途中で通過した「泉中央公園」も併せて立ち寄りたい公園。
ここは泉小次郎の館跡地なんだそうですね。
この公園には「小次郎馬洗いの池」というのが残っていて、
一年中湧き水が枯れたことがなく、昔は雨乞いの池となっていたそうです。
昭和61年秋、泉区誕生と同時に開園したという泉中央公園。
泉小次郎さんに加え、泉区誕生と同時期に開園と、
「泉、泉つながりが止まらない!」そんな泉中央公園。
まだちゃんと見て周ったことがないので、ひよっこ泉区民もぜひ参上してきます。
リンク 「泉中央公園」についてはこちら(泉区の公式サイトより)
リンク 「馬洗いの池」の昔ばなしはこちら(泉区の公式サイトより)(工事中)
須賀神社と神明社へ、1月2日に初詣に行ってきました!
この写真は須賀神社のものです。
混み合ってはいませんが、地元の方たちでしょうか、
次々と参拝に来られる方が後を絶たない様子でした。
こちらでは、お守りやお札などのお焚き上げはしていません。
また、社務所なども見当たりませんので、お守りなども授かることは出来ませんでした。
お隣の長福寺さんに参拝されている方もいらっしゃって、
私も門をくぐらせていただくと、素敵なお庭が広がっていて!
奇麗に整備された石庭と、ずらりと並ぶ蓮の花の甕(かめ)が美しくて!
また蓮の花の咲くころ、ぜひぜひお参りに来させていただきたいなと思いました!
須賀神社(すがじんじゃ)
通称:和泉の天王様(いずみのてんのうさま)
祭神:建速須佐之男命 (たけはやすさのおのみこと)、櫛名田比賣之命 (くしなだひめのみこと)
住所:横浜市泉区和泉中央南4-18-14
<「須賀神社」の参考サイト>
リンク 泉区の公式サイトによる「須賀神社と天王まつり」のページも
そして、いずみ中央エリアのもう一つの泉小次郎伝承の地も廻ってみました。
こちらの神明社も泉小次郎伝承の地。
小次郎がこの地に館を築いた際に、鬼門除けの守護神として勧請したと伝えられているそうです。
そういえば、須賀神社とは異なり、こちらの鳥居は赤色(朱色)でした。
朱色には邪気を寄せ付けないなど魔除けや災厄を防ぐ意味があるそうですので、
ここが鬼門除けの守護神と知って、「なるほど!」と勉強になりました。
神明社は、長後街道沿いの中和田小学校よりいずみ中央駅側へ少し進んだ辺りにありました。
ちょうど「セブンイレブン横浜泉区役所前店」の目の前あたり、泉消防団の建物の隣にありますよ。
とても近いですし、泉小次郎ゆかりの地として、須賀神社と併せて立ち寄りたい神社ですね。
神明社(しんめいしゃ)
通称:中村の神明さま (なかむらのしんめいさま)
祭神:天照皇大神 (あまてらすすめおおみかみ)
住所:横浜市泉区和泉中央南4-5-12
<「神明社」の参考サイト>
佐婆神社 (和泉遊水地の近く)
「佐婆神社」。
はじめ聞いたときは魚の「サバ」だとばかり勘違い。
ところがその後調べてみると、あれよあれよと出てくる出てくる、
次から次へと「サバ神社」が!
お魚のサバの鯖神社も泉区の下和泉に実在していることが判明。
なんでも、泉区だけで5社も「サバ」を冠する神社があるそうですよ!
(神奈川県内の瀬谷、大和市、藤沢市など、境川流域に11~12社も!)
今回訪れたのは、泉区役所裏手の和泉遊水地近くの「佐婆神社」です。
「魚三」というお魚屋さんの角の細い道を奥に進むとすぐ鳥居が。
40段ほどの階段を上ると本殿が。
でもでも、それ以上に本殿右側にそびえる大木が目に飛び込んできて。
これは「タブノキ」と言って、
樹齢400年近くになる横浜市の名木古木に指定されている木なんだそうです!
なんでしょう、なんだかお参りをしている最中も
右側から発せられる大きな大きなエネルギーに、ちょっとぞくぞくしてしまって(^-^;
タブノキの実は鳥が好んで食べ、その種子を散布するそうで、
古くから「天より降る木」と言われた木なんだそうです。
素敵な響きですね。
佐婆神社を訪れた際には、この大きなタブノキの自然エネルギーをぜひぜひ全身に浴びちゃってください!
ところで、やはり気になるのは多くのサバ神社の名前や祭神の違いについて。
多くのサバ神社が源義朝(みなもとのよしとも)を祭神としているのに、
泉区内の和泉にある3社だけが源満仲(みなもとのみつなか)を祭神としていることが不思議です。
どちらも源氏の祖ではあるけれど、なぜこの3社だけ他と祭神が異なるのか謎!
ただ、義朝も満仲も共に「左馬頭」という官名であった点は共通です。
須賀神社や神明社、泉中央公園などからも分かるように、この辺りは泉小次郎にゆかりがある地なんですね。
そして、この小次郎さん、どうやら源満仲の弟の子孫であるとも言われているそうなんです。
そのあたりの背景もあり、同じ源氏の祖でも、この和泉地区の辺りでは、
源満仲を祭神としているのかもしれませんね。
「サバ」神社の謎については、まだまだ不詳な点も多いようですが、
泉区公式サイトの「源満仲と和泉のサバ神社」のページや、
はまれぽ.comさんの「さば神社」にまつわる徹底調査も大変面白く参考になりました!
佐婆神社(さばじんじゃ)
通称:へっついさま(由来については泉区公式サイトのこちらに)
祭神:左馬頭源満仲(さまのかみみなもとのみつなか)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
住所:横浜市泉区和泉町4811
<「佐婆神社」の参考サイト>
リンク 泉区公式サイトによる「源満仲と和泉のサバ神社」のページ
関連記事 2月の「初午」に、泉区の「横根稲荷神社」へ詣でてきました!
<泉区の神社を調べたいときのお役立ちサイト>
以下のサイトで泉区の神社を調べられます。
地区別に紹介されている名所の中に神社も含まれていて、簡単な説明が添えられていて分かりやすいです。
「泉区」などで検索すると、区内の神社一覧が出ます。
該当神社の説明が項目ごとに簡潔にまとめられていて見やすいです。
豊富な写真とともに、詳しい説明が掲載されています。